Google検索結果に英語のページだけを表示する方法

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英語だけ

以下のURLにアクセスし、検索ボックスに単語を入れて検索するだけです。ブックマークをしてすぐ呼び出せるようにしておくと便利です。
https://www.google.com/?gl=us&hl=en

アクセスしたら以下のように検索ボックスが表示されます。

検索ボックスに単語を入れて検索すると以下のように結果が表示されます。

Googleの検索オプションを変更するという方法もあるのですが、これだと言語を切り替えるたびに設定しなおす必要があるので面倒です。今回の方法だと設定は変更せずにURLにアクセスするだけで済むのでおすすめです。

仕組み

URL末尾のパラメーターが表示を調整しています。
https://www.google.com/?gl=us&hl=en

・gl=us
「gl」は「Geolocation(位置情報)」で、検索結果を特定の国に関連付けることができます。「us」はアメリカを意味します。

・hl=en
「hl」は「Host Language(表示言語)」で、Googleのインターフェースと言語設定を指定できます。「en」は英語を意味します。

この記事で紹介したURLは上記を組み合わせてアメリカに関連するページを英語で表示するものです。
「hl」を日本語にしたらタブとかが日本語表記になって分かりやすいんじゃないの?と思うかもしれませんが、ここをちゃんと地域に合わせた言語に設定しておくと検索結果のパフォーマンスが向上するそうで、変えない方が無難です。実際に「hl=ja(日本語)」にしたURLで検索してみると、所々に日本語のページが混じってしまうのがわかると思います。
https://www.google.com/?gl=us&hl=ja

これを応用すると好きな言語のページを表示することができます。「gl=」の後に国コードを入れ、「hl=」の後に言語のパラメーターを入れるだけです。それぞれの値は以下の通りです。

国コード

アフガニスタンaf
アルバニアal
アルジェリアdz
米領サモアas
アンドラad
アンゴラao
アンギラai
南極aq
アンティグア バーブーダag
アルゼンチンar
アルメニアam
アルバaw
オーストラリアau
オーストリアat
アゼルバイジャンaz
バハマbs
バーレーンbh
バングラデシュbd
バルバドスbb
ベラルーシby
ベルギーbe
ベリーズbz
ベナンbj
バミューダbm
ブータンbt
ボリビアbo
ボスニア ヘルツェゴビナba
ボツワナbw
ブーベ島bv
ブラジルbr
英領インド洋地域io
ブルネイ ダルサラーム国bn
ブルガリアbg
ブルキナファソbf
ブルンジbi
カンボジアkh
カメルーンcm
カナダca
カーボベルデcv
ケイマン諸島ky
中央アフリカcf
チャドtd
チリcl
中国cn
クリスマス島cx
ココス諸島(キーリング諸島)cc
コロンビアco
コモロkm
コンゴcg
コンゴ民主共和国cd
クック諸島ck
コスタリカcr
コートジボワールci
クロアチアhr
キューバcu
キプロスcy
チェコ共和国cz
デンマークdk
ジブチdj
ドミニカdm
ドミニカ共和国do
エクアドルec
エジプトeg
エルサルバドルsv
赤道ギニアgq
エリトリアer
エストニアee
エチオピアet
フォークランド諸島(マルビナス諸島)fk
フェロー諸島fo
フィジーfj
フィンランドfi
フランスfr
仏領ギアナgf
仏領ポリネシアpf
仏領南方、南極地域tf
ガボンga
ガンビアgm
ジョージアge
ドイツde
ガーナgh
ジブラルタルgi
ギリシャgr
グリーンランドgl
グレナダgd
グアドループgp
グアムgu
グアテマラgt
ギニアgn
ギニアビサウgw
ガイアナgy
ハイチht
ハード島、マクドナルド諸島hm
ローマ教皇庁(バチカン市国)va
ホンジュラスhn
香港hk
ハンガリーhu
アイスランドis
インドin
インドネシアid
イランir
イラクiq
アイルランドie
イスラエルil
イタリアit
ジャマイカjm
日本jp
ヨルダンjo
カザフスタンkz
ケニアke
キリバスki
朝鮮民主主義人民共和国kp
韓国kr
クウェートkw
キルギスkg
ラオス人民民主共和国la
ラトビアlv
レバノンlb
レソトls
リベリアlr
リビア アラブ ジャマーヒリーヤ国ly
リヒテンシュタインli
リトアニアlt
ルクセンブルクlu
マカオmo
マケドニア旧ユーゴサルビア共和国mk
マダガスカルmg
マラウイmw
マレーシアmy
モルディブmv
マリml
マルタmt
マーシャル諸島mh
マルチニークmq
モーリタニアmr
モーリシャスmu
マイヨット島yt
メキシコmx
ミクロネシア連邦fm
モルドバmd
モナコmc
モンゴルmn
モントセラトms
モロッコma
モザンビークmz
ミャンマーmm
ナミビアna
ナウルnr
ネパールnp
オランダnl
オランダ領アンティルan
ニューカレドニアnc
ニュージーランドnz
ニカラグアni
ニジェールne
ナイジェリアng
ニウエnu
ノーフォーク島nf
北マリアナ諸島mp
ノルウェーno
オマーンom
パキスタンpk
パラオpw
パレスチナ自治区ps
パナマpa
パプアニューギニアpg
パラグアイpy
ペルーpe
フィリピンph
ピトケアン島pn
ポーランドpl
ポルトガルpt
プエルトリコpr
カタールqa
レユニオンre
ルーマニアro
ロシア連邦ru
ルワンダrw
セントヘレナsh
セントクリストファー ネーヴィスkn
セントルシアlc
サンピエール ミクロンpm
セントビンセントおよびグレナディーン諸島vc
サモアws
サンマリノsm
サントメ プリンシペ民主共和国st
サウジアラビアsa
セネガルsn
セルビア モンテネグロcs
セーシェルsc
シエラレオネsl
シンガポールsg
スロバキアsk
スロベニアsi
ソロモン諸島sb
ソマリアso
南アフリカza
サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島gs
スペインes
スリランカlk
スーダンsd
スリナムsr
スバールバル諸島およびヤンマイエン島sj
エスワティニsz
スウェーデンse
スイスch
シリアsy
台湾tw
タジキスタンtj
タンザニアtz
タイth
東ティモールtl
トーゴtg
トケラウ諸島tk
トンガto
トリニダード トバゴtt
チュニジアtn
トルコtr
トルクメニスタンtm
タークス カイコス諸島tc
ツバルtv
ウガンダug
ウクライナua
アラブ首長国連邦ae
英国uk
米国us
合衆国周辺離島um
ウルグアイuy
ウズベキスタンuz
バヌアツvu
ベネズエラve
ベトナム社会主義共和国vn
英領バージン諸島vg
米領バージン諸島vi
ウォリス フツナ諸島wf
西サハラeh
イエメンye
ザンビアzm
ジンバブエzw

言語パラメーター

アフリカーンス語af
アルバニア語sq
アムハラ語sm
アラビア語ar
アゼルバイジャン語az
バスク語eu
ベラルーシ語be
ベンガル語bn
ビハール語bh
ボスニア語bs
ブルガリア語bg
カタロニア語ca
中国語(簡体)zh-CN
中国語(繁体)zh-TW
クロアチア語hr
チェコ語cs
デンマーク語da
オランダ語nl
英語en
エスペラント語eo
エストニア語et
フェロー語fo
フィンランド語fi
フランス語fr
フリジア語fy
ガリシア語gl
ジョージア語ka
ドイツ語de
ギリシャ語el
グジャラート語gu
ヘブライ語iw
ヒンディー語hi
ハンガリー語hu
アイスランド語is
インドネシア語id
インターリングア語ia
アイルランド語ga
イタリア語it
日本語ja
ジャワ文字jw
カンナダ語kn
韓国語ko
ラテン語la
ラトビア語lv
リトアニア語lt
マケドニア語mk
マレー語ms
マラヤーム語ml
マルタ語mt
マラーティー語mr
ネパール語ne
ノルウェー語no
ノルウェー語(ニーノシク)nn
オック語oc
ペルシャ語fa
ポーランド語pl
ポルトガル語(ブラジル)pt-BR
ポルトガル語(ポルトガル)pt-PT
パンジャブ語pa
ルーマニア語ro
ロシア語ru
スコットランド ゲール語gd
セルビア語sr
シンハラ語si
スロバキア語sk
スロベニア語sl
スペイン語es
スーダン語su
スワヒリ語sw
スウェーデン語sv
タガログ語tl
タミル語ta
テルグ語te
タイ語th
ティグリニャ語ti
トルコ語tr
ウクライナ語uk
ウルドゥー語ur
ウズベク語uz
ベトナム語vi
ウェールズ語cy
コーサ語xh
ズールー語zu

例えば中国語のページだけを表示したいときは以下のようなURLにします。
https://www.google.com/?gl=cn&hl=zh-CN

なぜこれが必要なのか

英語の固有名詞を日本語向けのページで検索しても全く関係のない日本語のウェブサイトが表示されることがあるほか、同じ単語で検索しても英語向けのページと日本語向けのページでは表示される情報の量と質に差がある場合があるためです。酷いときは、日本語向けのページで検索すると結果が何も表示されないのに、英語向けのページで検索すると複数のウェブサイトが表示されることがあります。インターネット上にはウェブサイトが存在するのに検索時の設定次第で見えなくなってしまうのです。検索結果の差は特に「ニュース」のタブに絞ったときに顕著です。

一例として、たまたま見かけたとある記事に記載された2人の名前でテストしてみます。

記事の執筆者、Emma Stoyeさんを日本語向けのページで検索しました。一応、問題なく結果が表示されているようです。

次に「ニュース」タブに絞ってみましたが、Emma StoyeではなくEmma’s Storyに関連するウェブサイトが表示されています。結局、検索結果の1ページ目にEmma Stoyeさんに関連するウェブサイトは1つも表示されず、初めて現れたのは2ページ目に入ってからでした。

一方、以下は英語向けのページで検索した結果です。最上位にEmma Stoyeさんの顔写真が掲載され、職業がジャーナリストであることが示されています。

「ニュース」タブに絞った結果はこの通り。1ページ目からEmma Stoyeさんに関連するウェブサイトが正しく表示されます。当然ですがEmma’s Storyはありません。

今度は記事のトップを飾った写真の撮影者、Jānis Paļulisさんを検索してみます。日本語向けのページで検索し、ニュースに絞るとこの通り、「一致するニュースは見つかりませんでした」と表示されてしまいます。

英語向けのページで検索するとJānis Paļulisさんの写真を取り上げたウェブサイトがいくつか表示されます。


参考:https://developers.google.com/custom-search/v1/reference/rest/v1/cse/list?hl=ja

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